この記事ではディクテーションに使えるアプリについて、使ってみた感想をまとめます。
そもそもディクテーションとは英語の動画(音声)を聞いて、それを書き取りする一つの学習方法です。
正確に聞く必要があるので、リスニングや語彙力の強化に効果があると言われています。正しいスペルも綴れるようになります。
正しく続けると効果が大きいのですが、動画が長いものだと、かなり根気のいる作業です;
そこで、いつものごとく楽しくアプリで解決しようと思い、評判の良かった「TEDICT」というアプリを使い始めました。
TEDICT
CoCO SWING¥800posted withアプリーチ
この記事はこんな人向けです☟
TEDICTについて気になっている人、概要を知りたい人
無料と有料がある中で、なぜ有料がいいのか知りたい人
TEDICTってどんなアプリ?
TEDICT
CoCO SWING¥800posted withアプリーチ
TEDの動画を使ってディクテーションができる
TED(様々な著名人による講演会を無料でネット配信しているサイト)の生の英語を使って、ディクテーションの練習がアプリでできます。
もちろんメインの機能はディクテーションですが、純粋な動画再生や字幕表示もできるので、もしTEDアプリを持っていて学習にも役立てたい方は、TEDICTに切り替えるのもおすすめです◎
機能はシンプル
メインの機能は以下に記載します。文字に起こすと多いですが、実際はとてもシンプルです。
・「TEDICT」・・・完全なディクテーション形式。「Hello」と聞こえたら、「Hello」とキーボード入力する。正しいスペリングも練習できるが、難易度は高め。
・「TEDICTisy」・・・「TEDICT」を簡単にしたもの。下部に単語の選択肢が用意されているので、聞こえた順番に選択していく。
・「Play Video」・・・動画再生
・「Script」・・・全スクリプト
・「Repeat Player」・・・セクションごとに区切られた動画、英文、和訳が表示される。リピーティングやシャドーイングの勉強になる。
・「Words」・・・動画内で使われた単語がABC順に一覧となっている。単語を選択すると、iOSの翻訳・Google翻訳に飛べて音声再生も可。
この他、分からなかったときのヒントボタン、音声入力、動画検索や動画のブックマーク機能、再生スピードの調整(×0.4~2.1)、学習履歴の記録があります。
TEDICT と TEDICT LITE の比較
TEDICT LITEは、TEDICTのお試し版と考えてもらえれば大丈夫です。
TEDICT LITE
CoCO SWING無料posted withアプリーチ
基本的な機能は同じです。具体的には以下の画像のように、トップ画面や使える機能など。
そして、以下二点が違うところになります。
TEDICT LITEだと、10フレーズ(?)しか、ディクテーションできないようになっています。
↑左がLITE版です。
このスピーチに関して言うと、10が終わったところで40秒でしたので、かなり短いことが分かります。
同様にScript(映画でいう英語字幕)も10までの分までしか表示されません(以下写真)。
ですが、Repeat Playerを開くと全文見られます(笑)
TEDICTのおすすめポイント
好きなテーマが必ず見つかる
TEDには見切れないほど多くのスピーチがあります。カテゴリも様々。
必ず好きなテーマが見つかるはずです。
純粋に新しいアイデアに触れられるだけでも楽しい。また、講演者は一流の方たちなので、スピーチの仕方という点でも参考になります。
アプリ内で単語と文章の翻訳に飛べる
機能のところで少し触れましたが、アプリの中で学習しながら、同時に単語の意味や翻訳に飛ぶことができます。
音声再生もされるので、非常に使い勝手がいいです。
私は単語の意味を調べて、全体の意味として分かりづらいときなど文全体の翻訳機能を見たりしています。
機械翻訳なので必ずしも完璧ではありませんが、機能としては十分です◎
0.1単位でスピード調整できる
再生スピードは、自分のレベルに合わせて、×0.4~2.1の中で調整できます。
レベルが2種類ある
機能のところでも記載したとおり、「TEDICT」と「TEDICTisy」があります。
どちらにも、どうしてもわからなかったときの答えボタンが用意されていますが、特にTEDICTは難易度が少し高めです。
TEDICTisy→TEDICTに移行するのもいいと思いますし、自分の不得意な分野であればTEDICTisyをやってみるなど、使い方は様々です。
ちなみに私は、専門用語が多く使われていそうなスピーチの時はTEDICTisyで勉強することが多いです。
TEDICTの改善してほしいところ
翻訳は機械翻訳なので、参考程度
見出しの通りです。特に文章まるごとの翻訳は日本語にして分かりづらかったりするので。。
でも、単語ごとの翻訳やイディオムで見ていけばいいので、問題ないです。
受講履歴を示す「History」はシンプルすぎる
「History」という機能がありますが、ただカレンダーに印が付けられるだけです。
連続学習したらこうなる・・など何もないので、残念ながらモチベーションアップには効果ありません。
まれに動画とディクテーションの部分がずれている
動画によってですが、たまーに動画とディクテーションがずれていることがあります。
こうなってくると、どう頑張ってもディクテーションの練習はできないので、諦めています。
(運営者様が気付いて改善してくれるのを待っています^^)
「kind of」「You know」などの繋ぎ言葉の扱い
フィラーと呼ばれる「kind of ~」「you know」などの繋ぎ言葉に関してです。
スピーチなのでそこまで多くはないですが、もちろん動画内では見られます。その時に、繋ぎ言葉をディクテーションするのが正解な場合とそうでない場合があるのです。
これはちょっと厄介なので、早めにどちらかに統一されると嬉しいなと思っています。
無料と有料がある中で、有料をすすめる理由
買い切りでコスパがいい
最大の理由はこれです。
1,000円以下の買い切りです。
例えばディクテーションを頑張ろう!と思って、本屋さんに行ったとしても、1,000円以下で買える参考書はほとんどありません。
また、最近はディクテーションに特化した他のアプリも色々ありますが、買い切りのものは少なくてサブスク形式が多いです。
つまり、TEDICTのコスパは最強です◎
常に新しい学習教材がアップデートされる
TEDの動画を使用しているので、日々新しいコンテンツが追加されます。
たとえ何十時間ディクテーション頑張ったとしても、教材が尽きることはないでしょう。
(そんなツワモノはいないと思いますが笑)
TEDICT Liteでは10つの文章まで
「コスパがいい」にも関係する話ですが、TEDICT Liteは上述の通りお試し版だと思ってください。
TEDICT Liteでの学習は、ほぼほぼ不可能。TEDICT Liteでざっくりアプリのことを知って、TEDICTを買う。これに尽きます。
おすすめ活用法
TEDアプリとの併用
「TEDアプリ入れるくらいならTEDICT入れましょう」と上記したのと矛盾しますが、、
TEDアプリと併用するのも一つの手です。
TEDICTでもテーマの絞り込みはできるのですが、TEDだとAIで自分にあったおすすめや、「おまかせ」機能があるので視覚的に見つけやすいです。ランダムに探したい人、どれをやったらいいか迷う人などはおすすめ。
ウィリーズ英語塾との連携
私が続けているオンライン英会話「ウィリーズ英語塾」では、教材としてTEDを選ぶことができます。
レッスン中にディクテーションをするパートがあるので、TEDICTはその練習にもってこいです。また、アプリ内で単語検索できるので授業の予習に使いやすくて重宝しています。
TEDICT Liteでお試し→TEDICT一択
というわけで、ここまでTEDICTについてまとめてきました。
まとめると、こうなります。
- TEDICT LiteはTEDICTのお試し版であり、単体で使い続けるのは微妙
-
TEDICTは買い切り&新しい教材が増え続けるので、コスパ最強
-
自分のレベルや興味に合わせて、ディクテーションが練習できる
ぜひぜひ、ディクテーションに挑戦したい人はTEDICTを使ってみてください。
TEDICT
CoCO SWING¥800posted withアプリーチ
コメント